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東北食べる通信」3月号でおらえ(オラの家)でとれたヤリイカを皆さんにお届けできることになりました!
東北食べる通信てなんだべさ!?と、東日本大震災から4年経っての私の漁業に対する気持ちを書いてみました。
1分あればヨユーで読めます!


■「食べものの今を、アタマと舌で考える。」東北食べる通信とは

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東北食べる通信|taberu.me


岩手県花巻市出身、高橋博之さんが立ち上げた月刊情報誌。

この「東北食べる通信」がそんじょそこいらの食を扱う情報誌と違うのは、「つくったひと」と「食べたひと」をつなげることに重きをおいているところ。

「食べる通信」では食材紹介、食べ方レシピと同様、それ以上の紙面を割いてその食材を作った生産者さんの顔にクローズアップしています。
そして、食材提供だけでなくfacebookやサイト、はては東京・仙台で交流会を開いたりと、精力的に活動。


なぜそこまでしてくれるの?

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「なぜ生産者でもない人がそこまでしてくれるの?」というとこですよね。
その答えは、「東北食べる通信とは」のところに高橋さんがすべてを書いていらっしゃいます。特にクローズアップすると、

「消費一辺倒の都会から帰郷して、命を育くむ仕事を地元でみて尊さを感じた。同時に現状はこうした命を育てる仕事が効率の名のもとに買い叩かれ、結果貧窮している。」


と高橋さんはいいます。さらに胸を打たれたところを引用させてもらうと、

「食べものを命として生産者から消費者にリレーしていく。そのためには、まずは非効率な部分も含めた食べものづくりの背景、価値を消費者に知ってもらい、認めてもらうことが大事です。私たち東北食べる通信は、そうした背景に迫り、特集した生産者が育てた食べものを一緒に届ける。今までになかった「食べものつきの情報誌」によって、生産者と消費者の分断を解決していきたいと考えています。」


■生産者の立場としては

・共感できる

上記の高橋さんのおっしゃることはまったく正しくて、現行は消費社会、効率化社会の名のもとに一次産業がブラック産業化していると私も感じます。


・実は海の魚は「いつもあるとは限らない」

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私は他については不勉強なので、とくに秋田県の底曳漁業にかぎってお伝えします。
秋田の底曳漁でとれるものはサンマなどのある太平洋側に比べ、少量多品種です。1魚種で多く漁獲できる魚類はハタハタとタラの2種くらい。

そんな状態ですので、流通に乗せるにしても加工をするにしてもおよそ効率化しにくい漁場というのが現状ではないでしょうか。


でも、消費者はスーパー、店頭、通販、ハウス栽培の野菜と同じ感覚で日本海に魚を求めます。
同じ魚種が明日も網にかかるとは限りません。そもそも時化の多い日本海では月に10日出漁できれば恩の字という時期も。
欲を出して北西風力10mを越す時化で安易に船を出せば簡単に転覆、死んでしまうんです。
漁師とはそんな職業なんです。

もちろん一次産業自体、自らが効率化を考えて事業のあり方を改善していく必要はあると感じます。

感じますが、

多種多様な土俵、条件のなかで、一番効率のよい販売窓口、たとえば楽天とかAmazonとか、あそこと比べて「なんで同じようにできないんだ!AといったらAを明日よこせ!」と言われても、それはいやそれはムチャだろ!!死んでまうわ!!というのが正直な意見です。

私たちは私たち独自の土俵をつくり、それを理解してくれる気持ちのある消費者のかたがたにこれらを自分の声で届ける必要があると感じます。



・いのちの価値を再構築しよう

自分が「よめこ漁業ブログ」を始めたのも、秋田八森の「浜、漁業、漁師」と、「食べる人、今晩のおかずを選ぶ人」とをもっと近くしたいと思ったのがきっかけです。

ただ、どうやっていくつもの流通の間に挟まれできてしまった両者の溝を埋めていけばいいか私にはわかりませんでした。いろいろやりつつ具体的なノウハウを確立できないまま、暗中模索でこのブログを始めたあの東日本大震災の起こった年からもう4年が過ぎてしまいました。

おそらく震災以後、東北の、全国の生産者の誰もが「このままじゃいいけない、自分たちでいのちの価値を再構築しないと」と強く思ったのではないでしょうか。

私はそれが震災後、幸いにも生かされたいのちを扱う者たちが、亡くなった方々、離業してしまった同業者の方々のぶんまですべきことだと感じます。

だから今回の東北食べる通信さんのあり方は、私たち一次産業と消費者、どちらにとっても光となるもの、これからの仕事のモデルケースになるものなんじゃないかと思っています。


■応援よろしくお願いします

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今回の東北食べる通信とのコラボは旦那さんが主導で動いています。「獲る人の顔を、声を、思いを消費者に知ってもらう」というのが一番大事です。

すべてが初めてで試行錯誤のことばかりです。
でも千里の道も一歩から。涓滴岩を穿つ。
いずれ自分たちがいいものを水揚げし、獲った人を認識してもらい、その価値を消費者に納得して食べてもらえる仕組みができる未来が来ることを私は待ち望みます。

そしてねがわくば、私の今年7歳になる息子が大人になり職業を選ぶときまでに、この秋田八森に漁業が残っていてくれること、船といのちのあるこの美しい風景が残っていてくれることを、心から望みます。

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東北食べる通信|taberu.me


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